当初証拠金と維持証拠金（USDT-M）

当初証拠金

当初証拠金とは、レバレッジ取引においてポジションを建てるために必要な最低担保金額のことです。トレーダーが使用するレバレッジは、ポジションを保有するために必要な当初証拠金に反比例します。レバレッジが高いほど、必要な当初証拠金は少なくなります。

USDT-Mでは、当初証拠金は手数料値に当初証拠金率を乗じて得られます。当初証拠金率は、使用するレバレッジによって異なります。

当初証拠金＝契約数量 * 購入価格／レバレッジ

例：
FIBOはレバレッジ100倍の30,000 USDTで0.5 BTCのロングポジションを建てた。
当初証拠金= (0.5 * 30,000) / 100 = 150 USDT

維持証拠金

維持証拠金とは、トレーダーがポジションを保有し続けるために必要な最小限の証拠金です。

維持証拠金は、トレーダーが選択したリスク限度額に基づいて増減します。デフォルトでは、すべての取引ペアのリスク制限は、それぞれのリスク制限テーブルで最も低い維持証拠金から始まります。

ポジションに使用されている証拠金レベルが維持証拠金レベルを下回ると、そのポジションは強制的に清算されます。

注文額 ＝ 契約数量 * エントリー価格
維持証拠金＝維持証拠金率 * 注文額 - MMQC
ポジションに必要な維持証拠金率（MMR）は、ポジションの価値に対する証拠金レベル要件に基づきます。

例:

FIBO は分離モードで 100 倍のレバレッジをかけ、10,000 USDT で 1 BTC のロングポジションを建てた。
当初証拠金 = 1 BTC * 10,000 * 1/100 = 100 USDT
維持証拠金 = 1 BTC * 10,000 * 0.5% = 50 USDT
つまり、ポジションの最大損失は50 USDT（100 USDT - 50 USDT）であり、それ以外の場合は強制清算されます。